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宮城県高校入試ガイド

(後編)宮城県 29年度入試総括と30年度入試展望―受験のプロが総力分析&徹底予測

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【宮城県30年度入試】
どうなる?「難易度」&「受験動向」

受験のプロが総力分析&徹底予測!(後編)

進学プラザグループ(教育本部)阿部智則、(同教務部)泉巻人、鈴木伸による座談会の後編
《前編はこちら》

女子に人気の高校は高倍率の傾向に。難関大への合格実績も人気の一因。

―受験動向をどう見ていますか。

(阿部)17年度は前期で高倍率だった高校は後期選抜もおおむね高かった。前期と後期で同じ高校を受けた受験生も多かったのかもしれません。
(鈴木)仙台二華は昨年、一昨年と比べ大幅に志願者が増加しました。その要因としては難関大への合格実績が一定の評価を得たこと、中学受験を経て入学した「一貫生」と高校からの「高入生」がなじまないのでは、という当初の懸念が払拭されたことも挙られます。
( 泉 )高い倍率で推移していた仙台三が少し落ち着き、仙台二が上昇。前期選抜の「出願できる条件」の評定値を下げた泉館山も上がりました。以前、女子が多かった泉館山は男子が増え、ほぼ半々の男女比に。受験生自身がそれぞれの高校の良さを比較し、自分に合った高校を探す傾向が強まっているようです。
(鈴木)前期選抜で倍率が高い学校は総じて「女子型」の傾向にあります。女子に人気の高校は倍率が上がりやすい。一方で旧女子校の宮城一、仙台二華、仙台三桜の男子数は伸び悩んでいます。

―私立高校の気になる動向は。

(鈴木)ウルスラ学院英智、尚絅のように、私立の旧女子校は男子にも人気があります。両校とも難関大の現役合格実績を着実に上げていることが評価されています。17年度は城南から東大、明成から東北大に各1人の合格者が出ました。
(阿部)20年度の大学入試改革を見据え、大学入試対策をしっかりしている私立校は多い。東北学院は進路目標別に新たなコース制を設け「入り口」が分かりやすくなりました。宮城県では公立を第一志望にする受験生が主流ですが、私立校にも注目して志望校を選んでほしいですね。特待・奨学金制度なども利用できるので積極的に情報収集をしてください。
( 泉 )今後、積極的な情報発信力と特色のアピールが一段と求められます。資取取得、就職や進学の実績などを「見える化」することが必要だと思います。
(阿部)私立ではありませんが、本年度から学科編成が変更となった仙台高専も根強い人気があります。就職だけでなく大学編入にも強く、理系の受験生には選択肢として広く考えてほしい学校です。

―数年後に導入される公立入試の新制度に期待することや、不安材料は。

(阿部)中学校では授業を進めやすくなり、事務作業や採点など高校の負担も減ります。新制度は中高双方にメリットが大きい。一方で特色のある選抜を一日でどう行うのか、という課題があります。
( 泉 )現行の学校独自検査は作成も採点も負担が大きい半面、思考力や表現力を測る試験としては評価されると思われます。制度5年目にして各高校の特色づくりも確立されてきた中で、メリットをどう引き継いでいくのか…。特色選抜として学校独自問題などを今後も実施するという選択肢もあるかもしれません。
(阿部)学力検査では、以前行われていた学校選択問題が再び採用される可能性もあるのでは。いずれにしても、大きく影響するのは中学3年間の評定値。定期テスト対策が一層重要になりますね。
(鈴木)入試本番での「逆転合格」はこれまで以上に難しくなります。中学校間での評定の付け方の違いも問題になるでしょう。いずれにしても今後の入試制度の在りようには、注意を払って積極的な情報収集に努めていきたいものです。

《前編はこちら》
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