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宮城県高校入試ガイド

(前編)宮城県 29年度入試総括と30年度入試展望―受験のプロが総力分析&徹底予測

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【宮城県30年度入試】
どうなる?「難易度」&「受験動向」

受験のプロが総力分析&徹底予測!(前編)

進学プラザグループ(教育本部)阿部智則、(同教務部)泉巻人、鈴木伸による座談会の前編

学力の二極化が顕著か?高得点必須の上位校は理数教科の得点が鍵

―まず、2017年度入試の総括を。

(阿部)前期・後期選抜ともに、前年度と比べ平均点は大きく変わりませんでした。ただ、前期・後期選抜ともに国語の平均点が下がりました。
(鈴木)その原因のーつとして出題傾向の変化が挙げられます。久しぶりに詩歌が、また漢文が2年連続で出題されました。高度な読解力を求められる長文も格段に増えました。前期・後期を通じて中学国語を広範囲にカバーする構成で、全分野を網羅する力が求められました。こうした出題の背景には20年度の大学入試改革を見据えた思考力・判断力・表現力を定着させる狙いがあるのでしょう。
( 泉 )確かに。宮城県の国語はこれまでも大学のセンター試験を意識したような出題がありました。

―学力検査では何が受験生の合否を分けたのでしょうか。

(阿部)学力検査で点差が開いたのは前期・後期選抜の数学、後期の理科です。理数は「得点できた」「できなかった」の二極化が顕著でした。前年度と比べ平均点は若干上がったものの、17年度も差がつきました。中堅校などでは理数で得点できなくても他の教科で挽回できたケースもありましたが、ナンバースクールなどの進学校では理数で点が取れたかがどうかで合否が分かれました。
(鈴木)数学は平易な中に読み違いや勘違いによるミスを誘発するような問題も紛れていましたね。こうした問題をどれくらい解いてきたか、演習量が問われました。理科も計算問題になると、解きにくい。今回は天体の計算問題で差がつきました。
( 泉 )理数は中学校間でも学力格差が見受けられるので、受験生自身の対策が必要ですね。

―前期選抜の学校独自検査は?

(阿部)進学校では理科分野での出題が目立ち、中には高校・短大レベルの難題もありました。教科書の本文だけでなく図表や欄外の記述まで目を通し、文章記述を含めた発展的な対策を行っていなければ対応できなかったでしょう。
(鈴木)天体に関する出題もありました。前期選抜ではこれまで、授業でまだ習っていない中学校に配慮し、天体に関する問題は出さないのが不文律でしたが…。
( 泉 )学校独自検査には「これくらいの問題は解ける生徒を入学させたい」「入学後、このような内容を教えていきたい」という高校の思いが反映されています。例えば仙台三は文系色の強いイメージがありますが、実は理系進学に相当力を入れていて、仙台二は理系、特に医学部進学を日指す生徒が増加しているようです。出題の難化には、こうした各高校の教育方針が影響しているのだと思われます。
(阿部)一方で制度導入5年月を迎え、公立校全体としての出題傾向はパターン化してきていて、過去問でほとんどの高校の対策ができるようになっています。

―30年度の入試対策のポイントは。

(阿部)まず日程が例年より前倒しになっていることに注意したいですね。前期選抜は1月31日。「年明けすぐに受験」という意識で、早めに対策しましょう。前期選抜までに授業が終わらない可能性もあることを考慮し、特に進学校を志望する受験生は自分で先取り学習を。校外模試を受けるなどして、中学校以外での自分の学力を客観的に把握してください。
( 泉 )志望校も早めに確定し、計画的な学習習慣をつけること。短期、中期、長期ごとに計画を立て、進捗状況の確認を。

後編は、30年度入試の動向に迫ります!
2018進学プラザグループ 合格速報!!